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【コラム】若者たちがつくる「なびんち」 ―当事者の声で生まれた支援のプラットフォーム

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【コラム】若者たちがつくる「なびんち」 ―当事者の声で生まれた支援のプラットフォーム

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若者が中心となって作る「なびんち」とは?

なびんち」は、児童養護施設などを巣立った若者たちが全国の支援団体や制度とつながるための情報プラットフォームです。
特徴的なのは、取材・記事制作・構成の中心に若者自身がいること。担当スタッフの武本さんはこう語ります。

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「支援団体の情報を文字でまとめるだけではなく、若者自身がインタビューを行い、映像として記録することで、見る人がよりわかりやすく“団体の姿”を知ることができるようにしました。
大人が考える“使いやすい”ではなく、若者自身が感じる“アクセスしやすい”を大事にしています。」

「お金に困ったとき」「妊娠に悩んだとき」「誰に相談したらいいかわからないとき」――そんな時に、全国から相談先を検索できる仕組みを整えています。
若者たちのリアルな視点をもとに作られているため、当事者にとって「本当に使いやすい」構成になっているのです。

九州への取材遠征

全国各地で取材を行った武本さんに、特に印象に残った場所を尋ねると、九州を挙げました。

「普段は浦和の居場所『クローバーハウス』で会う若者たちと、飛行機やレンタカーなどを使って一緒に移動し、宿泊を伴う取材をしたのはとても印象的でした。飛行機の乗り方や集合時間など、社会経験そのものが学びになったと思います。」

「仕事」としての責任感と成長

「なびんち」への参加者はボランティアではなく、有給のアルバイトとして活動に関わります。
この仕組みが若者の意識を大きく変えたと武本さんは振り返ります。

「最初は“お金のためだけに”参加していた若者も少なくなかったと思います。でも次第に『これは仕事だから』と意識が変わっていく。
提出期限や出勤報告を守ることの大切さを実感し、徐々に責任感が芽生えていきました。」

取材の現場では意見の食い違いもありましたが、それを話し合いで乗り越える経験が、社会人としての基礎を育てる貴重な時間になったそうです。

「お互いにプライドもあって衝突もあるけれど、相手を尊重しながら意見をまとめる。そうしたプロセスを通じて、チームで仕事をする力がついていきました。」

当事者だからこそできる発信と広がり

活動の中で、若者たちは支援団体を取材し、その情報を自らの言葉で発信します。
武本さんは、このプロセス自体が大きな意味を持っていると語ります。

「情報を“もらう”だけでなく、“伝える”立場になることで、自信を持つようになりました。支援団体を知ることが他の若者への紹介や口コミにつながっていく。SNSだけでなく、リアルなつながりの中で情報が広がるのは本当に素晴らしいことです。」

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「なびんち」のこれから ― 次世代への継承

現在、「なびんち」は一時的に更新が止まっていますが、クラウドファンディングを経て、来年1月から新たな展開を予定しています。
武本さんは今後の展望をこう語ります。

「これまでに築いた基盤を生かして、より多くの人が検索しやすいプラットフォームにしていきたいです。そして、これまで関わってきた若者たちが、次の世代に教える立場になるような循環をつくりたい。」

「新しいメンバーが加わり、先輩ユースたちがそれを支える――そうして世代を超えて続いていくことで、『なびんち』は生きたプラットフォームになっていくと思います。」

終わりに

「なびんち」は単なる情報サイトではなく、若者たち自身がつくり、学び、成長する場です。
そこには「支援される側」から「支援をつなぐ側」へと変わっていく、若者たちの確かな歩みがあります。

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