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インタビュー/特別寄稿

インタビュー/特別寄稿

「ここからプロジェクト」には「絵本ワークショップ」という特色ある活動がある

思いを具現化できるような、活動をリードする絵本作家にめぐり合えた 「ここからプロジェクト②」

児童養護施設出身の絵本作家にしざからいとさんによる絵本作りワークショップ。にしざかさんの施設経験から子ども達が自分を認められるようになること、をテーマとして子ども達と絵本作りをしている。

作り上げて本の形になったものを手にしたら、どれほど嬉しく、自信が湧いてくることだろう。

八王子の児童養護施設での絵本づくりの活動


ここからプロジェクトの活動内容」

●児童養護施設活動 絵本作りワークショップ
          ボクシングセッション開催

子ども食堂事業   みんなの食堂 5月25日(木)開催ブログ更新
               野方みんなの食堂 6月17日(土)開催ブログ更新

学習スペース提供  クローズドで無料塾に通う中学生に自習スペース提供&軽食提供

ここからプロジェクト活動内容

伊藤:八王子の児童養護施設で絵本つくりワークショップを行っています。
こちらは、にしざからいとさんに進めてもらっています。

(にしざからいとさんのプロフィールはこちら

児童養護施設出身の絵本作家にしざからいとさんによる絵本作りワークショップ。にしざかさんの施設経験から子ども達が自分を認められるようになること、をテーマとして子ども達と絵本作りをします。絵の苦手な子どもさんはにしざかさんがサポートしてくださる形になっているので誰でも気軽に参加できます。

1作目「オニのこうかい~オニのめからみたももたろう~」2作目「13びきのこぶた」が完成。
現在3作目の制作に着手!


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1作目左:「オニのこうかい」~オニのめからみたももたろう~ 2作目右:「13びきのこぶた」


テーマを2点掲げて活動を進めてきました。
●「児童虐待を減少させ、限りなく0にすること」
●「寂しい思いや辛い思いをしてしまった児童の自己肯定感を育むこと」

Facebookページ「児童養護施設の子どもたちと絵本作家で作る共作絵本」にて活動の様子をみることができる。2つのテーマを立てた経緯がこのように記載されている。

◉この絵本が生まれた背景
虐待や離婚、病気などで親と暮らすことができない子ども達は、全国に約4万6000人いるといわれています。
子ども達は原則18歳(大学生は22歳まで)で退所し、社会的養護を受ける立場から自立していきます。
しかしその後、施設を巣立った多くの人が生活に行き詰まっているという現状があります。


◉施設出身者の課題
職場での人間関係の行き詰まりや、日常生活でのトラブルが起きた時に、支えてくれる家族や頼れる大人が周りにいない。
学歴の差や収入の差、育った環境の違いから周りに対して劣等感を抱えてしまい、誰にも心を開くことなく深い孤独感の中で生きている人たちが多くいるのです。

◉解決するには
施設で暮らす子ども達が健全な自己肯定感(自尊心)を持ち、積極的に自分の意見や感情を表現できること。コミュニケーションが好きになることで、将来自立してからも孤立することなく、逞しく生きていける精神的な土台を作ることが必要だと私たちは考えています。

◉私たちの取り組み
自己肯定感を育む絵本づくりワークショップでは、子ども達の自由な発想や表現を取り入れて、絵本作家がリードしながら子ども達と共作の絵本を作ります。
子ども達はキャラクターをデザインしたり、絵本作家が途中まで作った未完成の物語をもとに、続きの展開や結末を考えていきます。
絵本作りワークショップに関わる大人達は、子どもの自由な表現を積極的に評価しながら、子どもと対話することを重視しています。
子ども達が自分の感じたことや考えを表現することにポジティブになること、他人の作品を見ることで自分にはないユニークな発想や驚きがあると知ること、作品が完成し、本になることで達成感と自信を得ることを目的としています。


伊藤代表は、絵本作家にしざかさんとのめぐり合いのエピソードを次のように話してくれた。

編集部:にしざかさんはどういうふうにしてこの活動に参加されたんですか。
伊藤:福島出身であるにしざかさんが、震災があった後の福島の今という、子どもたちの現状を伝えるという意味で短いアニメ映画を作成されていて、それの費用をクラウドファンディングで募っていたんです。それでにしざかさんを知って、ご自身が施設で育った経験もある方でしたし、直接メールして、その映画とは別件なんですけどお願いがあります、とお送りしましたら、坂本さんのときと同じように、快く引き受けてくださったという感じなんです。むしろそういう活動をやりたかったっておっしゃってましたね。
編集部:まあ、よかったですね。気持ちが通じてそういう方にめぐり会えたんですね。
この「オニのこうかい」の鬼さんたちはかわいいですね。
伊藤:桃太郎の話を原点として、ほぼオリジナルにしあげています。この鬼は、八王子の児童養護施設の子どもたちに一人一人描いてもらった鬼なんですよ。ストーリーもある程度子どもたちからもらった意見を集約して一冊の物に仕上げたんです。
2冊目が「13びきのこぶた」が2017年3月に完成し、現在3冊目の制作にとりかかっていて、タイトルは「こぶたとお化け」だそうです。

 

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(次回 子ども食堂、中高生の学習スペース(無料塾)のことを紹介予定)

子どもが抱える生きづらさは・・・ここからプロジェクト①

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