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インタビュー/特別寄稿

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コンパスナビアドバイザー 薗浦健太郎衆議院議員に聞く

超党派の「子どもの貧困対策推進議員連盟」発足!

平成26年1月17日に施行された「子どもの貧困対策法」。一貫して子どもの貧困対策に精力的に取り組む。
今また平成28年2月23日「子どもの貧困対策推進議員連盟」を超党派で立ち上げた推進力のど真ん中にいる。

コンパスナビアドバイザー 薗浦健太郎衆議院議員に聞く 2016.3.23



【インタビューの背景】2016.2.23、経済的に厳しい家庭の子どもたちを支援するため、自民、民主、公明、共産など各党の国会議員有志約80人が超党派の「子どもの貧困対策推進議員連盟」を発足させ、設立総会を開いた。子どもを支援するフードバンクなどの民間活動等の支援の現場の視察や民間団体からのヒアリングなどを重ね、2017年度以降の予算編成に向け、政策提言していくという。

 設立総会には、自民、民主、公明、共産など7党の有志の呼び掛けに、国会議員約40人を含め約100人が集まった。会長に就任した自民党の田村憲久衆院議員(前厚生労働相)は、「6人に1人が貧困世帯の子どもだというふうに言われるわけであります。貧困が解消されていないということを考えると、何かどこかでいろんな施策がうまくいきわたっていないところもあるんだろう」「全ての人が活躍できる社会をつくるために、多様な声を聞き、貧困の連鎖、子どもの貧困を早急に解消したい」「給付制奨学金の実現に真正面から取り組むべき。何が足りないのか、現場で多様な意見を聞き解明し、政府に要望していきたい」とあいさつ。

(田村憲久議員「たむたむホームページ-子どもの貧困対策推進議員連盟 参照)

 

インタビュー 平成28年3月23日 

薗浦健太郎衆議院議員・議員連盟事務局長

一般社団法人青少年自助自立支援機構 理事長 皆川充

   同   コンパスナビマガジン編集長 髙橋多佳子

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左から 皆川理事長 薗浦衆議院議員

皆川 前回お伺いしたのは3月3日の前だったので、加藤一億総活躍担当大臣とお会いすると聞いていました。

薗浦 子供の未来国民運動基金につきて、内閣府としては目的別のものも考えるようにしようということは真剣に検討しているようで、免許も候補であると認識しています。

皆川 3月12日に内閣府の子供の貧困対策フォーラムがあって、その際に配布した国民運動の資料の中に、わが社団の事業を例として入れていただいています。

さて超党派の議連の方はいかがでしょうか。

薗浦 思った以上に人数が集まり、80人になりました。役員を決めましょうということで各党に投げているところです。多くの人に役員になってもらってそれぞれの地域で責任を持ってやってもらいましょうということになっています。大臣経験者は顧問に。会長、発起人が副会長が各党一人ずつで7、8人、幹事を置いて、民主党の長島さんに幹事長になってもらい、各党の中堅どころに全部幹事になってもらう。事務局長を私がやって、各党事務局次長。合計40人位役員になってもらおうというイメージで、今、各党から集めている最中です。

それを来週あたり、役員就任のお願い。それがOKになった時点で、今、各党に団体ヒヤリングの、ここの団体を推薦しますというのを、自民党が勝手に決めるのではなく、各党のそれぞれの立場でお付き合いもあるでしょう。それぞれいい団体を推薦してもらい、団体を議連としてきてもらって、要は党派色関係なく、良いことをやっているところをみんなでヒヤリングして、参考にして、積み上げていきましょうという作業をその次にやろうと思っています。

おそらく各党さんから2、3団体出てくると一回では終わらないので何回かそれをやって、4月中からはどこまで出来るかわかりませんがフィールドワーク、現場に行こう、特に沖縄に。福岡でも夜の無料塾をやっているところ、ちょっといくつか見たいところを見て来て。

東京では、うまく団体間のネットワーク化が進んでいるところもあるので、むしろ一つの団体で独力で小さながらも地方で頑張っておられるところを優先的に見て、そこに対して僕らがどういう提言をし、何をすればこの人たちの活動に助けになるのかということを現実に探りたい。これは僕の思いですよ。というのが今年の話で、議連を何回かやって提言をまとめて、予算の前にはそれを出して、これをお願いしますよ、と言う気持ちでいます。

皆川 内閣府の子供の未来応援基金との距離感は?これはこれで前に進みながらいっちゃってますね。ちょっと中途半端な感じがありますが。

薗浦 走りながらやっている。向こうは向こうで審査委員会みたいなものを作って意見を聞きながらやっている。有識者とかの会議をやって、要するに政府が勝手に決めない仕組みにしてあるんですよ、実は。そこに僕らが、これに使いなさい、あれに使いなさいということはあまり考えていない。

皆川 マッチングに関して。

運転免許取得を例に。企業的にもメリットがあるが、企業が気づかないというか、声をかけてもその存在に気付かないという問題があります。

薗浦 CSRもありますね。企業のCSRとして、これはやはりやるべきだ。将来あなた方の会社に貢献する人材に対しての企業が利益の一部を分けるというのは、ごく自然の行為じゃありませんか。ましてや、日本で企業活動をやって利益を上げている会社にしてみれば、もしかしたら自分の会社が投資をした、寄付をした、その恩恵を受けた人間が、例えば高校までしか行けなかった人間が、その寄付のお蔭で大学まで行けて、資格も取れて、将来、自分の会社に入って、「この会社は寄付をしている、俺はその会社で働くんだ」ということで返ってくるかもしれない。というサイクルが成り立つんですよということを、どうやってわかってもらうか。企業側に。

日本の雇用慣行のいいところは、長期雇用、長い間雇用してくれる、企業の内部で一定のスキルを身につけるまで、若年層を育成して、そこに対して投資をする。それが日本企業の最たる良い例じゃないですか。そうすると、その投資というのは、入社した若い人たちが、今までの対象だったんだけれど、そうではなく、将来、日本のいろんな企業に入りに得るそこの人たちに対して早目に投資する、投資をいろいろな企業がしておくというのは、ある意味人材育成という日本型雇用慣行の延長線上にある、みたいな話にできないかな。そうすると、充分理屈は立ちますよ。

やれという話ではなくて、やった方が長い目で見て、日本に本拠を置いて活動している企業にとって得だよねと。

皆川 企業、株主への理解について。

薗浦 株主さんたちに、きちんと説明できなきゃいけないというところを、どうやってクリアするか。

これは、政府が主導的にやっていて、国民総がかりでやっているんだから、企業としても責任だということで株主説明責任がつくような、社会風潮にもっていくのが、多分、僕らの最大の仕事です。

皆川 そうですね、そういう風にやってもらわないと動きにくくてしようがないですね。

薗浦 そういう意味ではスタートした段階で80何人の人間が集まってね。会には来たけど、入会するのは迷っておられる先生方もおられるので。とりあえずどんな様子か見に来た。最近よくTVでも見るけれど・・・。という方もいらっしゃった。だけれどもこれだけの数になると影響力はありますよ。

また、タックスイーター、タックスペイヤーという考え方。ここで子どもたちに(子どもが真ん中にいないからあまり言いたくないんだけれど)投資することによって、この人たちが勉強できずに将来のタックスイーターとして生活保護、貧困連鎖の中で生きていくのか、ここで少し投資すれば間違いなくタックスペイヤーとなって社会に貢献して納税してくれて、家庭を持ってくれてという、こっちのサイクルにいかに持っていくか。経済観念的に言うとそうなんですよね。ただアプローチはあくまで子どもが主体。子どもたちにとって、こっちよりこっちの方が幸せだよねというアプローチなんだけれど。

国にとっても、経済学上、こっちの方が良いに決まっているんですよね。

未来への投資で将来が変わっていくんです。僕、実は今日ここに来る前に浦安で、いわゆる高齢者クラブの浦安の全体大会に行きました。「子どもの貧困って6件のうち1件あって、6人に一人がそういう状況で、ましてひとり親はこんな状況です。中には申請の仕方を知らない家庭もあるんです。虐待に行政が気づかない。地域で活動されている高齢者クラブの皆さん方が、そういう際に、気づいたり、そういう家庭があったら発掘して、そこにいる子どもたちが将来活躍できるように力を貸して下さい」という話をしてきた。「やる」と言ってくれた人もいたし、もっとびっくりしたのは、テレビ入りの予算委員会で子どもの貧困関係の質問をやったインパクトはデカかったって言われる。僕が思っていたよりデカかった。これは僕がびっくりした。あれはやって良かった。

皆川 「児童養護施設退所者等に対する自立支援資金」の中の資格取得貸付による「運転免許取得費用」について。

塩崎大臣が答弁で、就業継続2年が返還免除要件だが、これについて「きわめて緩やかにする」と言っていましたが。現場施設長の話では、子どもたちに新たな借金を背負わせるのは・・・内閣府の子供の未来応援基金に登録しているんですが、厚労省に情報が入っていなくて。

実は子どもたちは高3で就職前に通学では免許が取れません。この時期、合宿でしか取れない。自治体には基金があるが、県内の教習所で通学タイプの教習所で取得させる建前でいる、子どもたちのことを考えていない。

薗浦 役所に何かを任せて、何かを成し遂げようというより、政治家が方向性決めないといけない。彼らだけを責めるわけにもいかない。

逆に、これを制度として、こうしなければならないということがあれば。それは、周りにいる皆さん方でこれはこうすべきだ、あれはああするべきだという話を持ち寄ってして、そして僕らを使って僕らが役所にこの方がいいんじゃないのと、いろんな場できちっと言って、そして徐々に制度を使いやすくする。

取りあえず走り出す、という方がうまくいくと思う。作って、使い勝手が悪い、それは良くある話ですよ、とりあえずスタートして、じゃあ使ってみてこうだった、じゃあもう少しこうした方がいいんじゃない、ああした方がいいんじゃない。そのために僕らの議連がある。だからフィールドワークをやろうという流れです。

皆川 児童養護施設退所者等に対する自立支援資金の「資格取得貸付による運転免許取得」が利用できるので申し込んでみるが、春休みはどこも混んでいて、うまくいけば取れる、みたいになりますね。大学生になってからとれる人はいいんだけれど、就職で必要な子は、2月3月で何とか取りたいとなります。

マッチングの成功例があれば。びしっと決まると、すごくみんなにわかりやすくなるだろうと思うんです。

薗浦 事例って大事。勉強でもそうじゃないですか。XYでわからない時は具体的な数字で考えるとわかりやすいのと同じで、例えばこんな例がありますよ、というので、頭でひねったものではなく、実際にやってみたという事例を一つか二つ、さっさと早めに作らないとだめですね。

皆川 マッチングについて。

内閣府の基金ではなく、使用目的限定型支援。直接やり取りするんです。

うちの会社は、こういうのに使ってほしいと企業側が選べるんです。そういうマッチングサービスです。

大きな自動車メーカーなどとマッチングの成功例を作ってしましたいですね。

髙橋 保護者的な観点から申し上げますと、合宿型免許取得の思わぬ教育的効果があったんです。

合宿で免許を取りに来てくれた子どもたちの感想文があります。49人の子どもたちが送ってきてくれるんです。

その中に、ほとんどの子が「友だちが出来た」って書いているんです。2週間、免許を取るという同じ目的で缶詰になって、励まし合いながら、いろんなことを話すんです。生い立ち、身の上話、そんなことを話しながら友だちがたくさんできたというのを大体の子が書いています。それが、最初に意図したことではなかったんですが、こんなにこの子たちにとっては大事なことだったんだなあ、と感じています。

皆川 施設の子どもたちってかたまっちゃうんです、広がらないんです。良い機会になった、日本中に友だちが出来たとかですね。何より、運転免許は身分証明代わりになります。就職するにも・・・

地方では(免許が)みんな必要なんですよね。

薗浦 自動車メーカーを啓発しておきます。

皆川 (支援として)3種類あります。

食べ物(子ども食堂)、場所、免許取得。

薗浦 勉強

皆川・髙橋 学習支援

皆川 住まいの問題があります。退所後、住むところがないという問題が頻発しております。施設の小規模化を進めていて、一軒家を借りてと思いますが、借りられないのです。

地主さんと交渉して子どもたちが入るんだけれどとお話するとすぐにもめます。周りに迷惑をかけないかと。それを何とか説得しまして、中野区の養護施設から500メートルのところに物件を買いまして、そこを借りてもらおうと・・・

薗浦 住宅補助の話で。この大綱の中に、国交省を巻き込んで、国交省に住宅探しをせよという話を入れ込んでいるんだけれど。

皆川 おりてないですね。

髙橋 ご相談すればいいんですか?

薗浦 大綱を作る時に、必ず住居の話になるから国交省を巻き込んでと入れておくように言ったんですけどね。

国交省・本省を巻き込んであるんだから、内閣府から国交省にこういうわけで例の居住の安定のための住宅支援、居所支援をちゃんとまとめろ、っていえば済む。動いていないんなら、やってもらいますよ。国交省の段取りとしては、ちゃんと入っているんです。

皆川 もう少しスムーズに出来るんだったらば・・・現実には、みんな困っているんですよ。

薗浦 それはその意図が役所にうまく伝わってない。今まさにおっしゃった話が絶対に出てくるからって。

髙橋 すごいんです、大阪でも、東京でも、埼玉でもどこでも言われ、6、7か所で退所後の住まい問題、施設の小舎化について話されていました。

薗浦 自立って、一番最初に問題になるのは。

会社だって就職する時は住所出さなきゃいけないわけでしょう。自分の住民票がきちんとあって、そこに借りていますよ、という証明があって、初めて就職できるわけですから。

これ、なぜ知っているかというと、そういうサービスをやっているNPOがあるんです。NPOでアパート借りて本当に多少の家賃を取りまして、貸すわけです。そこで住民票を移して、そして住所を持っている間に就職活動をして、就職出来たら正式に会社の寮なりなんなりに入っていくというのをやっているんです。それを知っていたから、これを入れておいたんです。

皆川 僕らももう少し調べますが。

薗浦 言っておきますよ。国交省ちゃんとやっているのか、ちゃんとやっていただけませんでしょうか、と。

皆川 2種類あるんです。

卒園後の子どもたちの居住問題と、50人単位である大規模の養護施設を小規模化するという厚労省方針なんです。

(髙橋:家族的な小規模の)

現実味はなくて、それで私どもの支援機構の方で、買ったりとかしてですね、そこで6人移しましょうとか始めたばっかりです。これも支援していただかないと。国交省も頑張っていただかないと、命令だけして実は何もない。たまたま僕らが少し余裕があったのでやっていますけど。

薗浦 どこに行っていいのかわからない人たちが多くいる。なんで役所はもっとこういう制度がありますよって積極的に広報しないんだ、いや広報はしてるけど、そこまでたどり着いてこられないんだと。

だからそのワン・ストップ化をどうしてもやらなきゃいけないんです。

これは国がやるとか、国のHPに来いって話じゃなく、やっぱり基礎自治体。市区町村に、きちっとそうした窓口があって、例えば生活保護ならここに行けって、誰しもわかる話じゃないですか。

子どもの問題っていったら虐待は別にして、そういう貧困関係の話は、ここに行ってここに行けば、全部の課の話をまとめてくれますよぐらいのものを作らないと。

髙橋 足立区のしくみが、広く行き渡ればいいと思いますね。

薗浦 これは首長さんが決断すれば、出来ると思います。

皆川 貧困に直面している子どもが300万人という話が出てくる時に、養護施設というのがまずありますが、46000人です。大した人数ではない。

それ以外のところにいっぱいいる子、本当に困っているところ―今のお話のひとり親に関して、いくつかの条件を出して実は助成が出来ますよという話をしたときに、実際どのくらいの該当する人が上がってくるのかを県単位で・・・・

これをしますと、統計で分かると。しかし、どの辺?という話をしたときに本当につかみきれるのか、やってみたい。

薗浦 これは、本人の意思の問題があるから。本人の意思と知られたくないという人たちもいっぱいいらっしゃるだろうから、難しいですけれど。マイナンバーで、いずれは世帯の所得は把握できるわけです。

そしたらね、例えば本人の意思確認だけは行政側から働きかけることは可能だと思う。

ただ、来てほしくない、声かけてほしくない、今のぎりぎりで頑張っているんだからほっといて、私は自分で頑張るんだって、個人のここの(心情、心)ところの話になっちゃう。

明石の話だって(明石市の、離婚の時に養育費の取り決めをすることを求める対策、養育支援)、プライベートなところに立ちいるのかって反対論もいっぱいある中で、泉市長は弁護士さんだから理論武装して踏み切ったわけじゃないですか。

子どもにきちんと教育を受けてもらって育てる義務が親にはあるんですよ、あなたは今こういう状態なんだから、子どものためにきちんとやりましょうよ、と説得する人間を育てなきゃならない。

髙橋 SSWの配置について。

薗浦 学校を「プラットホーム」にしましょうという話。

僕もある程度学校の先生なり、保健の先生なりを見て、判断をして、そこで救える子どもたちがかなりいると思うんです。ただ高校の無償化をね。920万円以上の人は悪いけど払って、そこの財源は年収200万以下の人たちの文房具代とか、教材費に充てるという話をやった時に、ものすごかったのは、現場の教育者が家庭の年収事情まで踏み込むのか、担任が○○ちゃんの家は、いくらとまでは知らなくても授業料を払っている、○○ちゃんのところは無償化だけでなくて措置費、修学旅行費用ももらっている、貧乏なんだ、ってわかってしまう。

これは教師にとって最悪だというので、私学協会にお願いして学校の事務局だけでやって、先生には関わらせない、という話もしました。

これ、今の話(SSWの話)って、やり方間違えると、学校の同級生たちがあいつなんかああいうところに相談に行っているらしいぞ、とならないように気をつけないといけません。

髙橋 あらたないじめの種になります。

薗浦 まずは配置でいいんです。

まず配置することで救われる子が出てくるんですから。それでいいんです。でもそれが100%と思わない準備を僕らはしなければならない。一つの政策が万能だと思わない事です。

皆川 中学生、小学生なら今のSSW、高校生になったら・・・・

薗浦 あらゆる手段をやるんです。SSWもいいんです。SSWで救える子どもが一人でもいるんだったらやる価値はある。だけどそこからこぼれる人たちに対して次の手は何ですかということを我々は常に用意委しておかないと全員救えない。

髙橋 一番最初にお聞きすべきだったのですが、2年前平成25年6月、子ども貧困対策を立法化する時に、どういう思いで子どもの貧困に関わられましたか、取り組まれましたか?

薗浦 大学時代の塾講師の経験がすごく大きくて。

ある中2の男の子が塾に来たんです。成績は王貞治(1)が並んでいるわけです。話してみると地頭は良い。で、何だろうと思って中2の勉強からやらせてみると全くできない、実は掛け算の九九を覚えていなかった。それは出来ませんよ。それでとりあえず出来るところまで戻ろうよって戻って、本当に九九の暗唱とかね。宿題大量に出して、3年生の1学期の数学のテストで、80.90点取ったんだよね。で、本人がそれで俄然やる気になるわけ。結果的に二次関数のグラフも解けるようになって、偏差値58、9くらいの学校に行きました。

で、これって結局、その子はたまたま親が塾に行かせようって話になって、塾に行く財力があって。塾に行けたから高校に行けた。塾に行けない子はどうしているんだろうな、というのが、大学生の時の原体験。

貧困対策法を作って、僕が学習支援を重要視するのは、そういう原体験から来てるんでしょうけれど。

きちんと勉強して、高校・大学をきちっと出られて就職すれば、貧困からは抜けられるわけじゃないですか。なんでそのサイクルが日本にないの?みたいな話が、多分スタートですよ。大学時代の経験が、恐らくその彼のお蔭ですよ。そこから僕はスタートしているので。

皆川、髙橋 薗浦議員 本日はお忙しい中、ありがとうございました。

 

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